シャッター故障の原因と見分け方|自分でできる状態チェック

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シャッターの状態を自分でチェックする方法

シャッター修理ガイドの相川です。「前より重い」「音が大きくなった」など、シャッターの小さな変化に気づいて、故障かどうか迷っていませんか。

症状を見れば、原因のおおよその見当はつけられます。ただ、すぐ使うのをやめるべき症状もあるので、先にそこから確かめましょう。

この記事の結論自分でしてよいのは、見て確かめることと、レールの掃除までです。変形や今までと違う異音・振動、急に落ちるような動きがあれば、使うのをやめて点検を頼みましょう。

  • すぐ使うのをやめるべき症状
  • 症状から分かる故障の原因
  • 自分でできる状態チェック
  • 点検を頼むときに伝えること
執筆者 
相川

シャッター修理職人/一人親方。約30年、シャッター修理ひとすじ。現在もメーカーのシャッター修理の現場に立ち、メーカー指定の社内研修・資格を保有しています。当サイトでは、記事の修理方法・費用・安全面を現場の実務にもとづいて確認し、執筆。専門用語をできるだけ避け、読んだ方が後悔しない判断ができる情報をお届けします。

まず確かめたい「すぐ使うのをやめる」症状

次の症状が1つでもあれば、原因を探す前に、シャッターを動かすのをやめてください。途中で止まったシャッターの下をくぐったり、手で支えたりするのも危険です。

  • 手を離すと急に落ちる、下がる勢いが強い
  • 左右どちらかに傾く、まっすぐ上がらない
  • 板がレールから外れている、曲がっている
  • 今までと違う異音や振動がする
  • 重さと異音が同時に出ている

三和シヤッター工業は、地震や停電のあとにシャッターを動かすときの注意として、変形や今までと違う振動・異音がある場合は使用を控え、点検・修理を依頼するよう案内しています。

あわせて、お客様自身による点検や修理は危険なのでやめるように、としています。変形や異音があるときは、ふだんでも同じように扱うのが安全です。

出典:三和シヤッター工業「地震発生時のシャッターのご使用について」(確認日:2026年10月31日)

シャッターのスラットがガイドレールから外れた状態を示す画像

スラットがガイドレールから外れて引っかかった状態の例です。押し戻さず、使うのをやめて点検を頼みます。

症状から分かるシャッター故障の原因

すぐ止める症状がなければ、どこがおかしいのかを症状から絞り込みます。原因の見当がつくと、自分で確かめてよいか、点検を頼むべきかが分かります。

症状 考えられる原因 自分でしてよいこと 詳しい記事
開かない 施錠したまま、凍結、異物、部品の故障 鍵と凍結を確かめる シャッターが開かない原因
閉まらない・途中で戻る 障害物、安全装置、レールのゴミ 下がる範囲の物を取り除く シャッターが閉まらないとき
途中で止まる(電動) 障害物の検知、電源や操作器、開閉機 電源と操作器を確かめる 電動シャッターが途中で止まる原因
前より重い レールの汚れ、バネの弱まり レールの掃除まで シャッターが重い原因
キーキー・ガリガリと鳴る 擦れ、板やレールの変形、部品の傷み 音の種類と場所を確かめる キーキー音の見分け方
リモコンが効かない 電池切れ、登録の外れ、受信機 電池を確かめる リモコンの電池交換

手動と電動で見るところが違う

手動シャッターでは、板の重さを支えるバネや、左右のレール、鍵まわりの不具合が動きに表れやすくなります。電動シャッターでは、それに加えて開閉機や制御部、リモコン、安全装置も確かめる対象です。

電動シャッターの故障の原因と費用は、電動シャッター修理の費用相場でまとめています。

停電で動かないのは故障とは限らない

電動シャッターが急に動かなくなったときは、停電していないかも確かめましょう。

三和シヤッター工業は、停電時は通常の操作では作動させられないとし、緊急に必要なとき以外は停電の復旧を待ってから操作するよう案内しています。

やむを得ず操作する場合は、取扱説明書をよく読み、安全に注意して操作するよう案内されています。切り替え方は機種ごとに違うので、電動シャッターを手動で開けるにはも確かめてください。

出典:三和シヤッター工業「地震発生時のシャッターのご使用について」(確認日:2026年10月31日)

開かない・動きが悪いときに先に確かめること

セキスイハイムのオーナー向けお手入れ案内では、シャッターが開かない原因として、座板の錠を施錠したまま操作していることと、凍結が挙げられています。

スムーズに開け閉めできない・異音がする場合は、ケースやレール、板に挟まった異物が原因のことがあります。取り除くのが難しいときは、相談するよう案内されています。

この案内は三和シャッターの処置内容をもとにしたもので、仕様により対応が異なるとされています。お使いの製品の説明書もあわせて確かめてください。

出典:セキスイハイム オーナーサポート「雨戸・シャッターのお手入れ」(確認日:2026年10月31日)

レールの汚れは動きの悪さにつながる

LIXILは窓用シャッターのお手入れ案内で、表面やガイドレール内部についたゴミや砂などが、作動不良などの原因になるとしています。

重さや擦れる音が気になるときは、まずレールの砂やゴミを確かめてみましょう。掃除はメーカーの説明書に沿って、柔らかい布などで行います。

出典:LIXIL「窓用のシャッターをお手入れする方法」(確認日:2026年10月31日)

部品の傷みは見ただけでは分からない

シャッターのスラットや左右のガイドレールなどの位置を示す構造図

シャッターの主な部品の位置を示した図です。上部の箱の中には、板を巻き取る軸やバネが入っています。

上部の箱(シャッターケース)の中には、板を巻き取る軸やバネ、電動なら開閉機があります。これらの傷みは外から見ても分からないので、箱を開けて確かめないでください。

部品の名前や役割はシャッターの部品名称と構造、バネが危険な理由はシャッターのバネは触ってよい?で説明しています。

※当てはまる症状と、いつから起きているかを伝えましょう。
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自分でできる状態チェック

最後に、今のシャッターの状態をまとめて確かめておきましょう。点数で判断するのではなく、当てはまった項目ごとに次の行動を決めます。

使うのをやめて点検を頼む項目

  • 手を離すと急に落ちるような動きがある
  • まっすぐ上がらない、左右どちらかに寄る
  • レールや本体に曲がりがある
  • 開け閉めの音が急に大きくなった(ガラガラ・ギッなど)

急に落ちる・傾く動きは、板を支えるバネやワイヤーの不具合でも起きることがあります。ワイヤーが切れたときの注意はシャッターワイヤーが切れたら?で説明しています。

まず掃除や確認で様子を見る項目

  • 以前より重く感じる
  • 開け閉めの途中で引っかかる
  • レールや本体にサビが見られる
  • 前より力を入れないと動かない

掃除や確認をしても変わらない場合は、こちらも点検を頼みましょう。どちらにも当てはまらなくても、長く使っているシャッターは、ときどき動きと音を確かめておくと安心です。

サビが広がっている場合はシャッターのサビは修理できる?で判断の目安を説明しています。高齢の家族が開け閉めをつらそうにしている場合はシャッターが重くて高齢の親にはきつい!も参考にしてください。

点検を頼むときのポイント

メーカーと専門業者の選び方

保証期間内なら、まず購入先やメーカーの窓口に相談しましょう。保証が切れている場合や、急いで見てほしい場合は、全メーカーに対応する専門業者も候補になります。

メーカーごとの窓口は、三和シャッター・文化シャッター・LIXILの記事で説明しています。依頼先の比べ方はメーカーと専門業者の違いでまとめています。

伝えると話が早いこと

点検を頼むときは、次のことを伝えると、状態が伝わりやすくなります。

  • どんな症状か(重い、音、止まる、傾くなど)
  • いつから、どの位置で起きるか
  • 手動か電動か、分かればメーカーと型式
  • シャッター全体と、気になる部分の写真や動画

修理の費用は、どの部品をどこまで直すかで大きく変わります。電話での目安だけで決めず、点検のうえで作業内容と総額を確かめてから依頼しましょう。

シャッター修理サービスは、年中無休・24時間受付で、全国47都道府県に対応しています。出張費と見積もりは無料と案内されています。

シャッター故障のよくある質問

シャッターが重くなったのは故障ですか?

レールの汚れで動きが悪くなっていることもあれば、バネの弱まりなど部品の不具合のこともあります。掃除をしても重いままなら、点検を頼みましょう。

異音がしても使い続けて大丈夫ですか?

今までと違う異音や振動があるときは、使用を控えて点検を頼むよう案内しているメーカーもあります。音の種類と鳴る位置を確かめ、無理に動かさないでください。

自分で修理してもいいですか?

自分でしてよいのは、見て確かめることとレールの掃除までです。お客様自身による点検や修理は危険としているメーカーもあります。

バネや開閉機には触らないでください。

チェック項目にいくつ当てはまったら修理が必要ですか?

数では判断しません。急に落ちる、傾く、曲がりがある、音が急に大きくなったなどが1つでもあれば点検を頼みます。

重さや引っかかりは、掃除や確認で変わらなければ点検へ。

停電で電動シャッターが動かないのは故障ですか?

停電中は、通常の操作では動かせない製品があります。緊急に必要なとき以外は、停電の復旧を待ってから操作するよう案内しているメーカーもあります。

復旧しても動かなければ点検を頼みましょう。

メーカーと修理業者のどちらに頼めばいいですか?

保証期間内なら、購入先やメーカーへ相談しましょう。保証が切れている場合や急ぐ場合は、全メーカーに対応する専門業者も候補になります。

シャッター故障は症状から見分けて早めに点検

シャッターの故障は、重さや音、動きの変化として表れます。症状から原因の見当をつけ、自分で確かめてよい範囲を守ることが大切です。

変形、今までと違う異音や振動、急に落ちるような動きがあれば、すぐ使うのをやめましょう。それ以外の症状も、掃除や確認で変わらなければ点検を頼みます。

小さな違和感のうちに相談しておくと、慌てずに対応しやすくなります。シャッターが防犯でどれだけ役立つかはシャッターの防犯効果で紹介しています。

※無理に使い続けず、今の状態のまま相談しましょう。
シャッター修理サービスで「無料見積もりを依頼する」

執筆者:相川