こんにちは、シャッター修理ガイドの相川です。
停電で電動シャッターが動かないと、車や人が外へ出られず焦ります。
しかし、手動切り替え方法は製品によって異なり、すべての機種を同じ手順で動かせるわけではありません。三和シヤッターも、一部の商品では手動で操作できない場合があると案内しています。
緊急時以外は停電復旧を待つのが基本です。
どうしても開閉が必要なら電源を切り、商品名と型式を確認して、その製品の取扱説明書どおりに操作します。
私はシャッター修理に約30年携わり、現在も一人親方としてメーカーの修理業務に従事しています。
手動切り替えで迷ったときは、利用者が確認できる範囲と、専門業者が点検する範囲を分けることが事故と無駄な出費を防ぐ近道です。
- 手動切り替えを始める前の確認
- 自分で行える安全な範囲
- メーカーや修理業者へ頼む基準
- 見積もりと交換範囲の確かめ方
情報確認日:2026年9月23日
三和シャッター修理前の停電対応
三和シャッター修理前の停電対応では、先に安全と製品情報を確認し、自己判断で故障範囲を広げない進め方を解説します。
最初に停電範囲を確認する
建物全体の停電か、シャッター回路だけかを安全な場所から確認します。
原因不明のブレーカーを何度も入れ直しません。
分電盤を確認する前に、室内照明や近隣の様子から建物全体の停電かを確かめます。
シャッター専用のブレーカーだけが落ちている場合は、漏電や機器の異常も考えられます。
原因が分からない状態でブレーカーを何度も戻すのは避け、焦げたにおいや異音があれば電気工事店や修理窓口へ相談してください。
停電情報が公開されている地域では電力会社の案内も確認し、建物側の故障と地域停電を切り分けると、不要な操作や修理依頼を減らせます。
緊急時以外は復旧を待つ
三和シヤッター公式は、停電時は通常操作で作動させることができず、緊急必要時以外は停電復帰を待ってから電動で操作するよう案内しています。
やむを得ず操作する場合は取扱説明書をよく読み、手動操作中に停電が復帰する可能性があるため、事前にシャッターの電源を切るようにとも記載されています。

停電中の手動操作は、車や人の出入りを確保しなければならない場合など、必要性が高いときに限ります。
暗い場所では足元や可動範囲を確認しにくく、重量のあるシャッターを支えきれない危険があります。
防犯上すぐに閉める必要がなければ、電力の復旧を待ってから通常操作を確認する方が安全です。
閉じたままでも別の出入口を安全に使えるなら、無理に手動へ切り替えず、家族や利用者へ使用停止を共有して復旧を待ちましょう。
参照元:三和シヤッター工業「停電時や地震発生時における弊社電動商品の操作方法について」(確認日:2026年9月23日)
商品名と型式を特定する
サンオート、ブロード、窓シャッターなどで操作方法が異なります。
説明書とラベルが一致することを確認します。
手動切り替えの位置や手順は、商品シリーズと製造時期によって異なります。
ケース、ガイドレール、操作器、リモコンなどにあるラベルを、安全に読める位置から確認してください。
ラベルが見つからない場合は、保証書や取扱説明書を用意し、外観写真と設置時期を三和シヤッターへ伝えて該当機種を確認します。
写真を撮る場合はラベルの文字が読める距離にとどめ、脚立を使ったり、シャッターを途中まで動かしてラベルを探したりしないでください。
公式サイトには、軽量シャッター(サンオートAD、ブロードなど)、重量シャッター、パネルシャッター、オーバースライダー、窓シャッター(マドモアなど)ごとに、主要商品の手動操作方法が掲載されています。
電源を切って周囲を空ける
不意の復電や誤操作を防ぐため、説明書の指示に従って電源を切ります。
降下範囲から人、車、荷物を移動します。
作業前に、取扱説明書で指定された電源の切り方を確認します。
シャッターの下や移動方向に人、車、自転車、荷物がない状態を作ってください。
家族や同僚が別の操作器を触らないように声をかけ、不意の復電や誤操作にも備えます。
店舗や共同車庫では利用者が近づく可能性があるため、コーンや掲示物を使って操作中であることが分かるようにすると事故防止につながります。
◆相川のワンポイントアドバイス
手動へ切り替えて一度動いても、同じ症状が出るなら操作を続けないでください。停止位置と音を記録して、点検を依頼するほうが安全です。
説明書どおりに切り替える
非常開放レバー、チェーン、リングなど方式が異なります。
位置や順序を特定できない場合は操作しません。
非常開放レバーやチェーンの形が似ていても、引く方向や復帰方法まで同じとは限りません。
取扱説明書と実物が一致しない場合は、推測でレバーやひもを引かないでください。
手順が分からないときは商品名と型式、現在の停止位置を修理窓口へ伝え、操作方法を確認するのが安全です。
インターネット上で見つけた別機種の動画は参考程度にとどめ、自宅の製品名と型式に対応した公式説明書を優先してください。
停電復旧後も動かない、手動から電動へ戻せない場合は、型式と現在の状態を伝えて点検を依頼しましょう。
※無料見積もりの対象範囲、出張・調査・キャンセル費用は、訪問前に確認してください。
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三和シャッター修理が必要な状態
三和シャッター修理が必要な状態では、先に安全と製品情報を確認し、自己判断で故障範囲を広げない進め方を解説します。
手動操作中の重さに注意する
切り替え後のシャッターは重量を感じる場合があります。
急に動く、傾く、保持できないときは手を離さず安全確保を優先します。
手動へ切り替えると、モーターによる保持が外れてシャッターの重さを直接感じる機種があります。
一人で支えられない、急に下がる、左右が傾く場合は、その位置から無理に動かさないでください。
途中で止める必要があるときも、棒や荷物で支える自己流の固定は避け、周囲を立入禁止にして修理を依頼します。
手動へ切り替えた後に軽く動かない場合は、バネの劣化やレールの変形も考えられるため、力を加えて動かそうとしないことが大切です。
復電後の復帰操作を確認する
手動から電動へ戻す方法も製品ごとに違います。
半端な切替状態でモーターを動かすと故障につながる可能性があります。
電気が戻っても、手動切り替えを解除しないまま電動操作を始めてはいけません。
取扱説明書に従って電動状態へ戻し、周囲を空けたうえで短い操作から反応を確認します。
停止位置がずれる、モーター音だけがする、途中で止まる場合は、繰り返し動かさず点検を依頼してください。
復帰後の最初の開閉ではシャッターから距離を取り、異音、傾き、停止位置のずれがないかを見ながら、すぐ停止できるようにしてください。
操作を中止する症状
異音、引っ掛かり、傾き、スラット外れ、焦げ臭さがある場合は、停電だけが原因とは判断できません。
スラットの傾きやレール外れがあると、手で動かした際に変形や脱落が広がるおそれがあります。
焦げたにおい、煙、制御盤付近の異音がある場合は電気系統の異常も考えられます。
シャッターの下へ入らず、現在の開閉位置と症状を記録して、メーカーまたは専門業者へ連絡してください。
防犯のために閉めたい場合でも、変形したシャッターを無理に下ろすと途中で動かなくなるため、応急処置が可能かを修理窓口へ確認します。
普段と違う動作や異音があるとき
三和シヤッターも、普段と違う動作や異音が発生した場合は、直ちに操作を中止して修理受付センターまたは最寄りの営業所へ連絡するよう案内しています。
開閉中は、シャッターから極力離れて操作してください。
出入口が一つの場合の備え
ケース側からしか手動操作できない商品があります。
唯一の出入口に設置する場合は外部手動切替装置などを事前に相談します。
車庫の出入口が一つしかない場合、停電時に建物の内側へ入れず、手動切り替え装置へ近づけないことがあります。
外部から操作できる装置の有無や非常時の入り方は、故障してからではなく平常時に確認しておきましょう。
追加設備を検討するときは、既存製品へ適合するかを型式で確認し、メーカーまたは施工業者へ相談してください。
非常時の連絡先と型式をスマートフォンなどへ控えておくと、建物内へ入れない状況でも製品情報を伝えやすくなります。
依頼先を選ぶ前の比較
手動切り替えの相談先は、三和シヤッター、シャッター専門業者、内容によっては住宅会社や管理会社です。
保証期間内、純正部品の適合確認が必要、建物側の仕様が関係する場合は、メーカーや建築時の窓口へ先に相談します。
保証外で訪問日や費用を比較したい場合は、三和シヤッター製品に対応できる専門業者からも見積もりを取れます。
賃貸住宅、集合住宅、テナント、月極駐車場では、所有者の設備である可能性があるため、勝手に分解や業者手配をせず管理者へ連絡してください。
緊急時は、受付時間だけでなく、現地到着の予定、応急処置の内容、当日復旧の可否、時間外料金を個別に確認します。
| 比較項目 | メーカー | 専門業者 |
|---|---|---|
| 製品情報 | 純正仕様を確認しやすい | 型式と写真の共有が必要 |
| 部品 | 純正部品を確認しやすい | 調達方法と適合確認が必要 |
| 保証 | 既存保証を先に確認できる | 施工後の保証を業者ごとに確認 |
| 費用と日程 | 調査後に確認 | 複数社で比較しやすい |
どちらへ頼む場合も、故障原因を確認せず部品交換だけを進めると、症状が残る可能性があります。
診断、交換範囲、動作確認まで含むかを確かめましょう。
見積もりで確認する項目
見積書では、故障原因、交換部品の名称と数量、作業料、出張料、調査料、処分費、消費税を確認します。
一式表記だけでは作業内容が分からないため、今回直す部分と残す部分を説明してもらいましょう。
電話の金額は概算か確定額か、追加料金が発生する条件、修理を見送った場合の費用も確認してください。
複数の案が示された場合は、安い案と高い案で交換する部品、安全性、使用できる見込み期間がどう違うのかを質問します。
作業当日に別の故障が見つかった場合は、追加作業を始める前に原因と金額の説明を受け、了承した範囲だけ進めてもらいましょう。
作業完了後は、全開と全閉、停止位置、異音、操作器やリモコンの反応を担当者と一緒に確認します。
交換部品が分かる完了報告書も保管してください。
修理後の保証期間、保証対象、再発時の連絡先を書面で受け取ると、次の不具合にも備えられます。
見積もりの読み方は、シャッター修理の見積もりで確認すべき項目でも詳しく解説しています。
会社名だけで決めないでください
対応製品、修理範囲、交換部品、税込総額、追加料金、保証を同じ条件で比較します。
手動へ切り替えても重い、電動へ戻らないなど、停電以外の不具合が疑われる場合は、型式と症状を伝えて相談しましょう。
※型式と症状の写真をそろえてから相談すると、比較しやすくなります。
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手動切り替えのよくある質問
手動切り替えは自分でできますか?
取扱説明書に利用者の操作として記載された範囲だけにしてください。一部の商品は手動で操作できない場合があるため、型式を特定できないときは操作せず窓口へ確認します。
型式はどこで確認しますか?
製品ラベル、操作器、リモコン、保証書、取扱説明書を確認します。高所や可動部分へ無理に近づかないでください。
手動に切り替えたあと重いのはなぜですか?
モーターによる保持が外れ、シャッターの重さを直接支える状態になるためです。極端に重い、急に下がる、左右が傾く場合はバネやレールの不具合も考えられるので、力を加えず点検を依頼してください。
停電が直ったらそのまま電動で動かせますか?
手動切り替えを解除しないまま電動操作を始めないでください。取扱説明書に従って電動へ戻し、周囲を空けたうえで短い操作から反応を確認します。
専門業者へ頼むときの注意点は?
三和シヤッター製品への対応実績、部品調達、修理範囲、税込総額、追加料金、施工後の保証を確認します。
三和シャッター修理と手動切り替えのまとめ
停電時は、まず建物全体の停電か、シャッターだけの不具合かを安全な場所から確認します。
手動操作が必要な場合は、商品名と型式を特定し、その製品の取扱説明書に示された手順だけを行ってください。
利用者が行うのは、取扱説明書に示された安全な確認とお手入れまでです。
分解、内部部品の調整、変形の矯正、電気部品の作業は専門業者へ任せてください。
手動へ切り替えても重い、傾く、異音がする場合は、停電以外の故障が考えられます。
無理に開閉せず周囲を立入禁止にして、現在の停止位置も修理窓口へ伝えてください。
平常時に取扱説明書と非常時の連絡先を確認しておくことが、停電時の慌てた操作を防ぐ備えになります。
執筆者:相川