東工シャッターは修理できる?旧製品の部品・リモコン確認ガイド

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東工シャッターの修理可否と旧製品の部品・リモコンを確認するためのガイド

こんにちは、シャッター修理ガイドの相川です。

古いシャッターに東工シャッターと書いてあるのに、検索するとTOKOという会社が出てくる。修理先を探す途中で、どこへ連絡すればよいのか迷うことがあります。

東工シャッター株式会社は、2020年4月に株式会社TOKOへ社名を変更しています。

ただし、社名が変わったことと、あなたのシャッターに使う部品が手に入ることは別の話です。修理の可否は、製品と故障箇所を確認してから判断します。

私はシャッター修理に約30年携わり、現在も一人親方としてメーカーの修理業務に従事しています。

この記事では旧社名の製品を使っている方に向けて、現在の相談窓口、交換部品とリモコンの確認、修理費用を聞く手順をお伝えします。

  • 東工シャッターと現在のTOKOの関係
  • 旧製品の部品を確認するために必要な情報
  • リモコン交換前に確かめたい適合条件
  • 修理と更新の費用を具体的に聞く方法
執筆者 
相川

シャッター修理職人/一人親方。約30年、シャッター修理ひとすじ。現在もメーカーのシャッター修理の現場に立ち、メーカー指定の社内研修・資格を保有しています。当サイトでは、記事の修理方法・費用・安全面を現場の実務にもとづいて確認し、執筆。専門用語をできるだけ避け、読んだ方が後悔しない判断ができる情報をお届けします。

東工シャッター修理は部品確認から

旧製品の修理では、会社名を見つけるだけでなく、どの商品で、どの部品が必要なのかを確かめることが大切です。まずは現在の窓口と、相談時に渡す情報を見ていきましょう。

東工シャッターは現在のTOKO

株式会社TOKOの公式沿革には、2020年4月に東工シャッター株式会社から社名変更したことが記載されています。

古い銘板や取扱説明書に旧社名が残っていても、それだけで相談先がなくなったと考える必要はありません。

また、社名変更のお知らせでは、グループ会社の北陸東工シャッター株式会社と東工テックサービス株式会社は社名変更なしと案内されています。

東工シャッターという名前が今も使われている会社と、旧社名からTOKOになった会社を分けて確認すると、連絡先を探しやすくなります。

なお、東工シャッターと東洋シヤッターは名称が似ていますが、同じ会社として扱わないでください。銘板の文字、取扱説明書の発行元、過去の工事伝票に書かれた会社名を、そのまま相談窓口へ伝えましょう。

出典:株式会社TOKO「社名変更のお知らせ」(2019年12月10日公表、2026年10月8日確認)

現在の修理相談窓口を探す

相談先の候補は、次の3つです。

相談先 こんなときに 伝えること・確認すること
取り付けた販売店・工事店 取り付けた会社が分かる。以前の修理伝票がある 製品の確認を頼む。保証が残っていそうなら保証書も用意
北陸東工シャッター シャッターの修理・メンテナンスを頼みたい(北陸3県と、それ以外の地域で問い合わせ先が分かれている) 旧東工製品であることと設置場所。訪問できる地域、製品の種類、部品を調べられるか
株式会社TOKO 製品の種類や、修理を受け付ける担当が分からない 旧社名の表示と製品の写真を添えて、適切な相談先を案内してもらう

北陸東工シャッターの公式案内に載っている問い合わせ番号は0120-52-8970です。ただし、窓口があることだけで、すべての地域・製品・故障に対応できるとは限りません。

出典:北陸東工シャッター「お問い合わせ」、株式会社TOKO 公式サイト(2026年10月8日確認)

銘板と過去の交換記録を用意

部品を調べるために用意したいのは、本体のメーカー表示、型式、製造番号、製造年月など、確認できる情報です。

銘板にすべて記載されているとは限らないので、読める項目を写真とメモで残してください。

電動シャッターでは、本体と開閉機、操作スイッチ、リモコンの情報を分けて伝えます。

過去にモーターや操作機器を交換している場合、本体に書かれた旧社名だけでは、現在使っている機器を特定できないことがあるためです。

ただし、銘板を探すために上部ケースや点検口を開ける必要はありません。高所や内部にしか表示がない場合は、その確認を点検担当者に任せましょう。

あなたが用意するのは、安全な位置から撮れる写真と、手元にある書類で十分です。

過去の修理記録は、現在の部品を知る手がかりです。工事日、交換した部品名、取り付けた会社が分かる伝票や保証書があれば、旧製品の取扱説明書と一緒に渡してください。

製造年が分からない場合は、新築時から付いているのか、後付けなのか、おおよその設置時期を伝えます。建物の築年数とシャッターの使用年数を、同じものとして扱わないようにしましょう。

部品の有無は故障箇所ごとに確認

東工シャッターの旧製品について、全機種の補修部品が現在も供給されているとは確認できません。

反対に、すべての部品が供給終了したという一律の案内も、今回確認した公式情報では見つかりませんでした。

そのため、古い東工製品だから修理できないと決めるより、どの部品が必要で、その部品を手配できるかを聞くのが具体的です。

錠前、扉の板、巻き取り部分、電動機器では、調べる内容が異なります。

部品がないという返答を受けたら、入手できない部品名を確認してください。元の部品はないものの適合する代替品があるのか、関連する機器をまとめて更新する必要があるのかで、次の選択が変わります。

取り寄せ可能という場合も、在庫があるのか、調達先を確認中なのか、納期が決まっているのかを聞いておきましょう。部品代の提示だけで、すぐに修理できると受け取らないことが大切です。

◆相川のワンポイントアドバイス

部品がないと言われたときは、「どの部品がなくて、どこまで取り替えれば使えるようになりますか」と聞いてみてください。難しい部品名を覚える必要はありません。写真で場所を示してもらうと、説明が分かりやすくなりますよ。

リモコンは受信機との適合が必要

東工シャッターのリモコンが壊れたり紛失したりした場合は、似た形の送信機を先に購入しないでください。交換品を選ぶには、今の受信機に対応する型式と、登録の可否を確認する必要があります。

手元にあるリモコンは、表面、裏面、型式表示を撮影します。予備のリモコンがあるか、壁スイッチでは正常に動くかも、すでに分かっている範囲で伝えてください。

紛失している場合は、操作スイッチと過去の書類が手がかりになります。

新品のリモコンを追加するだけで済むのか、受信機とのセット交換になるのかは、製品と機器の組み合わせによります。

本体価格に加えて、登録・設定・訪問作業を含む費用まで聞いておくと、購入後の行き違いを防げます。

電動シャッターのワイヤレスリモコン受信機の一般例

リモコンと受信機は組み合わせを確認します。画像は一般例で、東工製品の適合部品を示すものではありません。

中古品を検討する場合も、型式が読めること、対応する受信機が確認できることが前提です。出品説明に東工用と書かれているだけで、あなたの機器に使えるとは判断できません。

電池と安全装置の違いに注意

リモコンが反応しない場合は、そのリモコンの説明書に合わせて電池を確認します。北陸東工シャッターが公開している電動シャッターの説明書には、カード型と2アクション型のリモコンが掲載されています。

この説明書では、カード型はCR2025、2アクション型はCR2032を使い、電池の向きも異なる案内です。

これは説明書に掲載されたタイプの例であり、東工のリモコンすべてに当てはまる指定ではありません。手元の型式と電池表示を照合してください。

また、同説明書には、赤外線式の障害物感知装置の光送信機にも電池があると記載されています。

下がるときだけボタンを押し続けないと動かない症状には、その電池の消耗が関係する場合があります。操作リモコンの電池と、安全装置側の電池を混同しないことが大切です。

押し続ければ動く状態を、そのまま通常の使い方にしないでください。安全装置の種類を確認して点検を依頼します。センサーを外す、配線をつなぎ替えるなど、停止機能を働かなくする対応は避けましょう。

出典:北陸東工シャッター「軽量/重量 電動シャッター取扱説明書 S-D2-0036-06」(2023年3月版、2026年10月8日確認)

東工シャッター修理の価格と更新判断

部品調査と並行して確認したいのが、修理できる範囲と支払総額です。旧製品ではリモコンだけ、電動機器の一部、シャッター全体という違いを分けて見積もってもらいましょう。

旧製品の修理価格は個別に確認

東工シャッターの旧製品について、機種別の修理料金やリモコン価格を一覧にした公式価格表は、今回確認した公開ページでは見つかりませんでした。

そのため、「東工なら一律いくら」という金額は示せません。別メーカーのモーター交換料金や、窓用シャッターの費用を、店舗・車庫用の旧東工製品へそのまま当てはめないようにしてください。

見積もりは2段階で聞きます

  1. 訪問の前に:部品を特定するための点検費用。現地調査だけで分かるのか、ケースを開ける調査が必要か、修理を頼まなかった場合にも料金がかかるか
  2. 部品と作業が決まったら:税込の総額。最初の概算から金額が変わる場合は、理由と追加額の説明を受けてから作業を頼む(確認中の部品まで、確定した見積もりとして扱わない)

北陸東工シャッターは修理・メンテナンスのページで無料見積もりを案内しています。ただし、分解調査や出張などがどこまで含まれるかは、依頼する内容に合わせて確認してください(2026年10月8日確認)。

部品がない場合は更新範囲を聞く

必要な部品を手配できない場合でも、すぐに本体一式交換と決まるわけではありません。対応する代替部品の有無、機器を組み合わせて更新できるか、残す部分の状態を調べてもらいます。

例えばリモコン単体は手に入らなくても、受信機を含む更新案が候補になるかを確認できます。ただし、すべての旧東工製品で可能という意味ではありません。

既存の開閉機や安全装置との適合まで、点検担当者に説明してもらいましょう。

モーターなどを更新する場合も、古い扉や巻き取り部分を残して使えるかが確認点です。電動機器を新しくしても、残す機械部分まで新品になるわけではありません。

サビと変形が見られるシャッタースプリングの一般例

旧製品では、交換する機器以外の傷みも点検します。画像は一般的な部品の劣化例で、東工製品の事例ではありません。

本体を残す修理が可能ならその費用を、適合部品がない場合や残せない箇所がある場合は更新費用を出してもらいます。

修理案を出せないときは、部品の問題なのか、機械部分の傷みなのか、理由を確認してください。

東工製品への対応可否と部品調査を専門業者にも相談したい場合は、写真や過去の工事記録を添えて問い合わせできます。

部品がないと決まる前に、修理可能な範囲を確認したい、と伝えてみましょう。

※旧東工製品への対応可否と、部品を調べられるかを確かめてください。
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見積もりは部品と納期まで確認

旧製品の見積もりでは、合計金額に加えて、どの部品を使い、いつ復旧できるかを確認します。

取り寄せに時間がかかる修理と、機器をまとめて更新する案では、費用だけでなく使えない期間も変わります。

確認項目 聞いておきたい内容
交換部品 純正品・代替品の別、型式、適合の確認内容
電動機器 リモコン、受信機、制御機器をどこまで替えるか
修理後の機能 安全装置、停止位置、既存スイッチの使用可否
費用 部品・作業・出張・設定を含む税込総額
復旧予定 部品納期、訪問回数、使えない期間
保証 今回の部品と作業の対象範囲、期間

既存リモコンを引き続き使いたい、予備を追加したい、といった希望も最初に伝えます。受信機を更新したあとで古いリモコンが使えないと分かると、追加費用や使い方の変更につながるためです。

更新を選ぶ場合は、取り外した機器の処分や電気工事も含むかを確認してください。取扱説明書と新しい機器の型式が残れば、次回の修理相談にも役立ちます。

◆相川のワンポイントアドバイス

リモコンも替える見積もりなら、「今の壁スイッチと予備リモコンは使えますか」と聞いておくと安心です。普段使っている操作方法を伝えておけば、工事後に困ることを減らせますよ。

部品調査中の使い方も相談

部品の回答を待つ間に使ってよいかは、故障の状態によります。正常に動くことがあるからといって、修理まで毎日使えるとは限りません。

傾き、レール外れ、急降下、焦げ臭さがある場合は、操作を止めて窓口へ伝えてください。

半開きで車が出せない、閉められず店舗の防犯が心配、といった事情も最初に説明します。本修理までの対応が必要かを相談できます。

ただし、応急対応ができたとしても、それを修理完了と混同しないようにしましょう。

シャッターを手で支えたり、上部のワイヤーやレバーを自己判断で操作したりするのは避けてください。

公式説明書もケースやスイッチの分解、不当な修理・改造を禁止しています。製品が特定できない段階では、別機種の手動操作を試さないことが大切です。

賃貸やテナントは管理会社・所有者へ連絡してから依頼します。防火用途なら、その旨を窓口へ伝えてください。

一般的な修理と交換の考え方を詳しく知りたい方は、シャッターの修理と交換を費用・劣化症状で判断する方法も参考になります。

東工シャッター修理に関するよくある質問(FAQ)

東工シャッターの会社はなくなったのですか?

東工シャッター株式会社は2020年4月に株式会社TOKOへ社名変更しています。会社名が変わったことだけで、旧製品の相談先がなくなったとは判断しません。製品情報を伝え、修理担当の窓口を確認しましょう。

型番が読めない古いシャッターも相談できますか?

相談できます。全体や操作機器の写真、設置時期、過去の修理記録を用意してください。北陸東工シャッターもメーカーや品番が不明な場合の相談を案内していますが、一部の特殊・窓シャッターは修理できない場合があります。

東工用と書かれたリモコンなら使えますか?

表示だけでは判断できません。今の受信機に適合する型式と登録方法を確認します。過去に受信機を交換している場合もあるので、本体の旧社名だけで購入品を決めないようにしましょう。

部品がないと言われたら全交換しかありませんか?

入手できない部品と、適合する代替品や関連機器の更新案があるかを確認します。本体を残せるかは状態も関わるため、全交換が必要な理由と、部分的に対応できる範囲を説明してもらってください。

リモコン交換や修理の価格は決まっていますか?

旧東工製品に共通する公式料金表は確認できません。リモコンだけの交換か、受信機や設定作業も必要かで費用が変わります。機器の適合を調べたうえで、必要な作業を含む税込総額を聞きましょう。

東工シャッター修理は適合確認が大切

旧東工シャッターの修理では、現在の相談窓口を確認し、本体と操作機器の情報を渡すところから進めましょう。

社名変更や使用年数だけで修理の可否を決めず、必要な部品の供給と適合を調べてもらいます。

リモコン交換も、送信機だけで済むか、受信機などを含む更新が必要かを確認します。

部品が手配できない場合は、対応可能な更新範囲と本体交換の費用を聞き、残せる部分の状態、納期、保証まで比べてください。

専門業者に相談する際は、旧東工製品への対応可否と部品調査を希望することを伝えましょう。写真と工事記録があれば、修理できる範囲と費用を具体的に話しやすくなります。

※写真と過去の工事記録があると、修理できる範囲を話しやすくなります。
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執筆者:相川