シャッターを開閉するたびに響く「キ~キ~」という高い異音。早朝や夜間だと近所への気遣いも重なり、「自分で油を差せば直るのでは?」と考える方も多いはずです。
しかし、この音の原因は単なる摩擦だけでなく、レールの歪みや内部パーツの摩耗など、見えない部分のトラブルが潜んでいることもあります。
無理に動かし続けると、シャッターが重くなったり、思わぬ故障や事故につながる可能性もあり、特に高齢のご家族が操作する場合は注意が必要です。
とはいえ、すべてが危険というわけではありません。軽度の異音なら、自分で安全に改善できるケースもあります。大切なのは「今の自分の音は、どっちなのか」を先に見極めることです。
この記事でわかること
- 直していい音と、触ってはいけない音の見分け方
- 自分でできるキーキー音の消し方(写真つき3ステップ)
- やると悪化する「NG行動」5つ
- プロに任せるべきサインと費用の目安
【結論】その音、直していい音と触ってはいけない音があります
対処法を調べる前に、まず自分の音がどのタイプかを確認してください。音の種類は、そのまま「危険度のサイン」になっています。
| 音のタイプ | 考えられる原因 | 対応 |
|---|---|---|
| キーキー キュルキュル |
レールの砂ぼこり・乾燥による摩擦。もっとも多い軽度のケース | 掃除+潤滑スプレーで改善できる可能性大 DIYで対応可 |
| ガリガリ ゴリゴリ |
レールの歪み、スラット(板)の変形、部品のズレ | 掃除では直らない。点検を推奨 プロに相談 |
| ガコン バキッ・キュイーン |
バネの劣化・破損、シャフトや電動モーターの異常 | 触ると危険。放置は落下事故のおそれ すぐプロへ |
つまり、この記事で「自分でやってみよう」と言えるのは、いちばん上のキーキー・キュルキュル(摩擦音)だけです。下の2つに心当たりがある方は、DIYで触るとかえって危険なので、プロに任せるべきサインまで読み飛ばしてください。
あなたのキーキーはどのタイプ?3つの自己診断
「摩擦音っぽいけど、確信が持てない」という方のために、もう少し細かく切り分けます。次の3つを順番にチェックしてください。
1鳴るタイミング
- 開け始めだけ鳴る
- 途中だけ鳴る
- 全体的に重い+異音
→「重い+異音」はバネ系の可能性。DIY非推奨です。
2音の種類
- キーキー(摩擦)
- ガガッ(歪み・変形)
- バキッ(破損の疑い)
→上の判定表の通り、危険度の指標になります。
3使用年数
- 10年以上:劣化が進行
- 5〜10年:摩耗が出始め
- 新しいのに鳴る:設置不良や歪み
→新しいのに鳴る場合は要注意です。
3つとも「摩擦音・軽度」に当てはまるなら、次の章のセルフメンテナンスで改善できる可能性があります。1つでも歪み・破損・重さのサインがあれば、無理をせず点検に進みましょう。
【DIY編】キーキー音を自分で静かにする3ステップ

ここからは、摩擦音(キーキー・キュルキュル)と診断できた方向けの対処法です。専門知識がなくても安全にできる範囲を、手順付きで紹介します。

手順① 音の出どころを確認する
まずは、シャッターをゆっくり開閉してみてください。音が鳴るタイミングや場所を意識すると、原因が絞り込みやすくなります。
本体上部のシャッターボックスの中からか、左右のレールからかを確認します。レールからの音であれば、掃除と潤滑で改善できる可能性が高いです。

手順② ゴミや砂を取り除く
シャッターのレール部分には、風で運ばれた砂やホコリが溜まりがちです。これが摩擦音の最大の原因です。
用意するものは、歯ブラシ・エアダスター・雑巾・軍手・保護メガネがあればじゅうぶんです。
- 軍手と保護メガネを着けてから始める
- レールの中を歯ブラシで軽くこする
- エアダスターでごみを吹き飛ばす
- 乾いた雑巾で拭き取る
ここで注意事項が3つあります。
①:保護メガネを使用する
②:レールの掃除は水ではなくシリコンスプレーを使う
③:6尺(180cmほど)の脚立の使用はできれば控える
まず1つ目は、目線より高いところを掃除したり、エアダスターを使ったりすると、ホコリが目の中に入る恐れがあるためです。

2つ目は、水拭きは錆びの原因になるので避けましょう。
そして3つ目が一番大事です。1〜2mの高さは、とっさに受け身が取れない高さと言われています。脚立やはしごからの転落は毎年多くの事故が報告されており、頭や背中を打つ大ケガにつながることもあります。
どうしても高所の清掃が必要な場合は、グラグラする脚立・はしごは避け、下の画像のような頑丈な脚立を使用してください。

画像のような脚立であれば比較的安全です。足場台は洗車時にも重宝しますし、左側の低い脚立は家の中でも役立ちます。ちなみに2つとも、Amazonで5,000円〜8,000円ほどです。

手順③ 潤滑スプレーを使う
音の原因が「摩擦」だった場合、潤滑剤でかなり改善されます。
おすすめはシリコンスプレーです。シャッター以外にも窓やふすまなどにも使え、ベタつかずよく滑ります。レールに軽く吹き付け、数回開閉してなじませてください。
【NG編】やってはいけない5つのこと
キーキー音を自分で直すのは可能ですが、やり方を間違えると、逆に悪化させたり、故障・事故を招いたりします。次の5つは絶対に避けてください。
- グリスや粘度の高い油を使う
ホコリを吸着して、かえって動きが重くなります。換気扇のベタつきと同じ状態です。潤滑はサラサラのシリコンスプレー一択です。 - CRC(556)などをたっぷり吹き続ける
一時的に静かになりますが、油が切れると以前より鳴きやすくなり、ゴムパーツを傷めることもあります。 - バネ・シャフト・電動モーターに手を出す
特にバネは強い力が蓄えられており、素人が触ると指の切断など重大事故の危険があります。ここは必ずプロの領域です。 - 音がするのに無理やり開け閉めを続ける
歪みや破損が進行し、最悪シャッターが途中で止まる・落下するおそれがあります。 - 不安定な足場で高所作業をする
前述の通り、転落は大ケガに直結します。高い位置の異音は、無理せずプロに見てもらいましょう。
なお、「これはバネかも」「高くて自分では無理」と感じた場合は、無理に触る前にプロに状態を見てもらうのが安全です。
こんな時はプロへ|業者に任せるべきサイン
次のようなサインが1つでも当てはまる場合は、DIYの範囲を超えています。放置すると修理費が高額になったり、事故につながったりするため、早めの相談がおすすめです。
- 掃除とスプレーをしても音が消えない
- 「ガリガリ」「バキッ」など摩擦以外の音がする
- 開閉が重い、途中で止まる、斜めに動く
- シャッターボックスの内部(バネ・シャフト)から音がする
- 電動シャッターで、モーター付近から異音・異臭がする
- 設置から10年以上経っている
修理費用の目安は、軽い調整・部品交換なら数万円程度から。バネやモーターの交換になると10万円前後、本体交換では50万〜60万円ほどが目安です。早めに相談するほど、軽い処置で済み費用も抑えやすくなります。
「どこに頼めばいいかわからない」という方は、全国対応・24時間365日受付で、出張費と見積もりが無料の修理専門業者に相談するのが安心です。まずは今の状態を見てもらい、費用を確認してから判断すれば失敗がありません。
シャッターのキーキー音|よくある質問
Q1.潤滑剤は何を使えばいいですか?CRC(556)ではダメ?
サラサラのシリコンスプレーがおすすめです。CRC(556)などの浸透潤滑剤は一時的に静かになりますが、油が切れると再発しやすく、ゴムパーツを傷めることもあります。グリスなど粘度の高いものはホコリを吸着して逆効果です。
Q2.掃除とスプレーをしても音が消えません。故障ですか?
摩擦以外の原因(レールの歪み、スラットの変形、バネやモーターの劣化)が考えられます。これらはDIYでは直せない領域です。無理に動かすと悪化するおそれがあるので、専門業者の点検をおすすめします。
Q3.音を放置するとどうなりますか?
歪みや摩耗が進行し、開閉が重くなったり、途中で止まったりします。最悪の場合シャッターの落下事故につながることもあります。また、軽い調整で済んだはずが本体交換(50万〜60万円が目安)になるなど、費用面でも不利になります。
Q4.高いところの音は自分で直せますか?
シャッターボックス内部(本体上部)からの音は、バネやシャフトが原因のことが多く、DIYには向きません。また高所作業は転落の危険があります。目線より高い位置の異音は、無理をせずプロに相談してください。
Q5.業者に頼むと費用はどれくらいですか?
軽い調整・注油なら数千円〜数万円、バネやモーターの交換で10万円前後、本体交換で50万〜60万円が目安です。多くの専門業者は出張費・見積もりが無料なので、まずは現地で状態と金額を確認してから判断すると安心です。
まとめ
シャッターのキーキー音は、「摩擦音なら自分で、それ以外はプロに」が基本の考え方です。
👉 キーキー・キュルキュル = 摩擦音(DIYで対応可)
👉 ガリガリ・バキッ・重い = 危険サイン(プロへ)自分でやるのは「掃除+シリコンスプレー」まで
👉 バネ・シャフト・電動部・高所は触らない迷ったら、無料で状態だけ見てもらう
👉 全国対応・出張費/見積もり無料の専門業者に相談
キーキー音は、早く対処すれば掃除とスプレーだけで直ることも多いトラブルです。ただし、少しでも「摩擦音ではないかも」「高くて怖い」と感じたら、無理は禁物です。ケガや高額修理を防ぐためにも、まずは無料相談で今の状態を確認することをおすすめします。