いざ自宅やお店のシャッターが壊れたとき、ネットで見つけた「オールシャッターサービス」がどんな業者なのか気になりますよね。
本当に任せていいのか、高い金額を請求されないか、実際に頼んだ人の口コミを知ってから決めたいと思うのは当然のことです。
先にお伝えすると、オールシャッターサービスの対応エリアは全国ではありません。公式サイトの上部には「対応エリア拡大中(関東一円・北関東・関西・九州宮崎)」とあります。お住まいの地域で頼めるかを、最初に確かめておきましょう。
シャッター修理ガイドの相川です。私はシャッターの修理現場に約30年立ち続け、現在は一人親方としてメーカーの修理業務を請け負っています。
メーカー指定の研修や資格を通じて、住宅の窓やガレージ、店舗の設備まで、たくさんのトラブルに向き合ってきました。その経験をもとに、口コミの見方と料金、依頼前の確認ポイントをお話しします。
- オールシャッターサービスの口コミと施工実績の見方
- 修理を依頼する前に知っておきたい作業料金の目安と内訳
- 故障したときに自分で確認できる範囲と触ってはいけない危険箇所
- 見積もりで失敗しないためのチェック項目と業者選びのコツ
オールシャッターサービスの評判と口コミの見方
まずは、オールシャッターサービスの口コミや評判について見ていきましょう。ネット上の声をどう受け止めればいいのか、どんな修理に対応しているのかを現場目線で解説します。
公式サイトで確認できる声と実績
公式サイトでは、累計1万件以上の実績があると案内しています。施工事例と「お客様の声」のページも公開されています。
お客様の声には、神奈川県厚木市の30代の方の体験が載っています。メーカーにモーター交換が必要と言われた電動シャッターが、配線のつなぎ直しでその日のうちに動くようになったという内容です。「費用もモーター交換するよりもはるかに安く」と書かれています。
出典:オールシャッターサービス「お客様の声」(掲載日:2026年10月13日/確認日:2026年10月23日)
ただし、公式サイトに載っている声は、会社が選んで掲載しているものです。自由に書き込める口コミサイトとは仕組みが違うため、ほかの依頼でも同じ結果になるとは限りません。
大切なのは、「公式サイトの施工事例」と「第三者の口コミ」をごちゃ混ぜにしないことです。施工事例は、どんな故障を直せる技術があるかを知るお手本になります。
でも、あなたにとって良い業者かどうかは、ネットの星の数ではなく、実際にシャッターを見たときにどれだけ親身に、わかりやすく説明してくれるかで決まります。
口コミを見るときのポイント公式サイトの実例からは「対応できる故障の幅」を確認し、最終的な判断は「現地調査での見積もり内容と説明の丁寧さ」で行うのが失敗しないコツです。
対応している主な故障症状と修理の特徴
オールシャッターサービスは、住宅のガレージや窓、店舗や倉庫など、幅広い種類のシャッター修理に対応しています。公式サイトでは、各メーカーの修理に対応していると案内しています。
現場でよく遭遇する代表的な故障は、次のようなものです。
- 開かない・閉まらない
- 途中で止まる
- 動きが異常に重い
- キーキーと異音がする
- 斜めに傾く・レールから外れる
- 電動のリモコンが反応しない
上の図のとおり、シャッターはたくさんの部品が連動して動いています。すだれのように連なる「スラット」、それを巻き取る中心の軸「シャフト」、両端を支える「ガイドレール」、一番下で床に接する「座板(ざいた)」などです。
たとえば、車を少しぶつけたり、台風で飛んできた物が当たったりして、スラットが変形しレールから外れるトラブルは非常に多いです。
こうなると、力任せに動かそうとしてもビクともしませんし、無理に引っ張れば被害が広がってしまいます。専門業者では、シャッターを丸ごと取り替えるのではなく、曲がった数枚のスラットだけを交換したり、板金作業で歪みを整えたりする部分修理を提案することもあります。
手動シャッターで「最近やけに重い」と感じる場合、原因の多くは上部の箱の中にある巻き取りバネ(スプリング)やシャフトのサビ・劣化です。
電動シャッターの場合は、モーター(開閉機)の寿命や基板の故障、配線のトラブル、リモコン受信機の不具合などが絡み合っています。
このように、外からは同じ「動かない」でも、箱を開けてみると原因はさまざまです。実績の多い業者なら、メーカーごとの構造を踏まえて、部品交換で直せるのか、本体ごとの交換が必要なのかを診断してくれます。
◆相川のワンポイントアドバイス
現場に行くと「もう古いから全部変えないとダメですよね?」と最初から諦めているお客さまが多いんです。
でも、傷んでいるスラットを数枚入れ替えたり、鍵やバネを調整したりするだけで、見違えるように軽く動くようになることも珍しくありません。
まずは「どこまで直したいか」「あと何年くらい使いたいか」を担当者に正直に伝えてみてください。
オールシャッターサービスの修理料金と見積もり
公開されている修理料金の目安
業者に依頼するとき、一番ドキドキするのは「いくらかかるのか」というお金の話ですよね。
シャッター修理には全国共通の定価がなく、種類や大きさ、壊れている場所、部品が残っているか、高所作業が必要かどうかなどで金額が変わります。
参考として、オールシャッターサービスが三和シャッター向けのページに掲載している料金例を表にしました。同社も「表示している修理費用は一般的な目安」としていて、正確な金額は無料見積もりのあとに示されます。
| 種類 | 症状 | 掲載されている修理費用 |
|---|---|---|
| 手動 | 動きが重い | 5,500円〜 |
| 手動 | 異音がする | 5,500円〜 |
| 手動 | 上がらない・開かない | 15,000円〜 |
| 手動 | 下がらない(途中で止まる) | 15,000円〜 |
| 手動 | 鍵が閉まらない・鍵が開かない | 15,000円〜 |
| 電動 | 異音がする | 5,500円〜 |
| 電動 | 上がらない | 15,000円〜 |
| 電動 | 下がらない | 15,000円〜 |
| 電動 | 途中で止まる | 18,000円〜 |
| 電動 | 作動音はするが動いていない | 15,000円〜 |
| 電動 | ボタンを押しても動かない | 30,000円〜 |
出典:オールシャッターサービス「三和シヤッター(手動・電動)の故障修理・交換の料金費用」(確認日:2026年10月23日)
表の金額は「〜」のついた最低額で、その金額で必ず直るという意味ではありません。部品の交換や本体の交換が必要になれば、金額は上がります。
修理内容ごとのほかの公開料金は、シャッター修理費用の相場はいくら?料金内訳と安く抑える方法でも紹介しています。
見積もりで確認する点
修理業者から現地で見積書をもらったら、一番下の合計金額だけでなく、内訳を必ずチェックしてください。具体的には、次の項目です。
- 部品代
- 作業料(技術料)
- 出張料
- 夜間・早朝の割増料金
- 古い部品の処分費
さらに重要なのが、次の2点です。「作業を始めてから追加料金が発生する条件はあるか」と「修理した後の保証範囲と期間はどうなっているか」です。
ここを作業前に言葉と書類の両方で確認しておけば、「終わってみたら倍の値段を請求された」というトラブルを防ぎやすくなります。
「まずは、うちの故障がいくらくらいで直るのか、基準となる見積もりを取ってみたい」と感じたら、無料で現地調査をしてくれる専門サービスも活用してみてください。以下は、オールシャッターサービスとは別の修理相談サービスです。
修理を呼ぶ前に自分で確認すること
自分で確認できる範囲
「シャッターが動かない!」となると、焦ってすぐ業者に電話したくなりますよね。でも、ちょっとしたことが原因で、修理を呼ばずに解決するケースも現場ではよくあります。
利用者が自分で確認してよいのは、次の5つまでです。
- 障害物の有無
- 鍵(施錠)の状態
- ブレーカー
- リモコンの電池
- 取扱説明書に書かれている復帰操作
たとえば、下部のレールやガイドレールの溝に小石や落ち葉、砂ボコリが溜まっているだけで、シャッターは引っかかって止まってしまいます。
うっかり鍵をかけたまま電動のボタンを押し、安全装置が働いて止まっているケースも本当に多いんですよ。電動なら、分電盤のブレーカーが落ちていないか、リモコンの電池が切れていないかも見てください。
日頃から下のレールや溝のゴミをホウキで掃き出しておくだけでも、故障の予防になります。潤滑スプレーは製品によって使える種類が違うので、取扱説明書で確かめてから使いましょう。
絶対に自分で触ってはいけない危険な症状
シャッターが斜めに傾いている、レールから外れている、急降下する、モーター付近から焦げ臭いにおいがする場合は、直ちに使用を中止してください。絶対に手を触れず、人や車がシャッターの下に入らないようにしましょう。
シャッターの上の箱(ケース)の中には、重いシャッターを持ち上げるための強力なスプリング(バネ)やモーター、巻き取り軸が入っています。ここには、ものすごい力がかかっています。
見よう見まねでカバーを開けて分解すると、バネが弾けたり、シャッターが突然落下したりして、挟まれや感電などの大けがにつながります。
国の機関も、電動シャッターの事故に注意を呼びかけています。消費者庁の資料では、電動シャッターに挟まれるなどして死亡・重傷となった事故が、平成13年6月から平成29年9月末までに28件発生したとされています。
DIYで修理代を浮かせようとして命に関わる事故になっては、元も子もありません。
出典:消費者庁「電動シャッター動作時の事故に注意!」(2018年10月26日公表/確認日:2026年10月23日)
バネを触ってはいけない理由は、シャッターのバネは触ってよい?調整・取り外しが危険な理由で詳しく説明しています。
DIY修理が厳禁な理由スプリング(バネ)、モーター、巻取り軸の分解や無理な押し込みは、シャッターの急な落下や挟まれ、感電事故を引き起こします。傾きや脱線を見つけた時点で操作を止め、近づかないようにしましょう。
依頼先の比べ方と頼む前の注意点
メーカーや専門業者など依頼先の違い
修理を頼む先には、オールシャッターサービスのようなシャッター専門の修理業者のほかに、製造メーカー、家を建てた工務店・ハウスメーカー、地域のサッシ店があります。それぞれの特徴を知っておくと、今の状況に合う依頼先を選べます。
| 依頼先 | よいところ | 気をつけたいところ |
|---|---|---|
| 製造メーカー | 純正部品を使った確実な修理が受けられる | 土日祝日が休みのことがある。古い型番だと「部品がないので一式交換」と高額な提案になることも少なくない |
| 工務店・ハウスメーカー | 家を建てた会社なので安心感がある | 実際の作業は下請けのシャッター職人に回すため、仲介の分だけ費用が割高になりがち |
| シャッター専門の修理業者 | メーカーを問わず対応し、「予算を抑えて部分修理で直したい」という相談にも乗ってもらいやすい | 対応エリアや受付時間は会社ごとに違う |
オールシャッターサービスの電話受付は、平日8:00〜19:00、土日祝9:00〜18:00です。フォームからの問い合わせは24時間受け付けていて、公式サイトでは最短当日に現地調査を行い、見積もりは無料と案内しています。
対応エリアは、公式サイトの上部に「関東一円・北関東・関西・九州宮崎」と書かれている一方、営業所の一覧には北海道から九州までの拠点が並んでいます。自宅の住所で頼めるかは、問い合わせのときに確かめましょう。
出典:オールシャッターサービス公式サイト(確認日:2026年10月23日)
賃貸物件やテナント・防火シャッターの注意点
修理したい場所によっては、最初から業者を呼んではいけないケースもあります。次の2つに当てはまる場合は、特に気をつけてください。
1つ目は、賃貸住宅や賃貸の店舗・テナント、月極ガレージなどを借りている場合です。建物の設備は大家さん(所有者)の持ち物です。勝手に直すと、「うちの指定業者ならもっと安かった」と修理代を払ってもらえなかったり、退去時に原状回復を求められたりするおそれがあります。
まずは必ず管理会社か大家さんへ連絡して、指示を仰いでください。
2つ目は、ビルや工場、店舗などに設置されている「防火シャッター」の場合です。防火シャッターは火事のときに煙や炎を防ぐ設備で、一般的なシャッターとは構造も点検の決まりも違います。
法律で決められた定期検査は、建築士や防火設備検査員が行うことになっています。依頼する業者に、防火シャッターの検査や修理の実績があるかを確認しましょう。
◆相川のワンポイントアドバイス
テナントの店長さんから「お店を閉められないから、とりあえず直して!」と夜中に直接呼ばれることがあるんですが、後からオーナーさんと費用負担で揉めてしまうケースを何度も見てきました。
緊急で応急処置をするにしても、作業前に一本、管理会社やオーナーさんへ連絡を入れておくだけで、あなた自身の負担をゼロにできる可能性がぐっと高まりますよ。
後悔しないための提案内容の見極め方
オールシャッターサービスに頼むか迷ったとき、後悔しないための最大のポイントは、「今回の故障に対して、どんな提案をしてくれるか」です。
良い職人や誠実な業者は、現場を見たらまず「なぜこの故障が起きたのか」を、わかる言葉で説明してくれます。
そして、あなたの予算や希望に合わせて、選ぶ権利をあなたに渡してくれます。たとえば「外れたスラットを戻す応急処置だけなら〇〇円です。中のバネもかなりサビているので、今後も安心して使うならバネも一緒に交換する〇〇円のプランもありますが、どうされますか?」といった説明です。
逆に、次のような担当者なら、その場での即決はやめておきましょう。
- 中の状態をろくに見ずに「もう寿命だから全部交換するしかない」と、何十万円もする全交換ばかりを強く迫る
- 見積もりの内訳を「修理一式」とだけ書いて、細かい説明を避ける
◆相川のワンポイントアドバイス
1社だけの話だと、その金額や修理方法が本当に妥当なのか判断しづらいですよね。
少しでも「ちょっと高いかな」「説明がわかりにくいな」と引っかかれば、遠慮せずに別の専門業者にも無料見積もりを頼んでみてください。2社の提案を並べるだけで、驚くほど冷静に選べるようになりますよ。
オールシャッターサービスと修理に関するよくある質問
オールシャッターサービスの口コミはどこで確認できますか?
公式サイトに「お客様の声」と施工事例が載っています。ただし、公式に載っている声は、会社が選んで掲載しているものです。
技術面の参考にしつつ、実際の印象は現地見積もりでの説明で確かめるのがよいですよ。
電話で聞いた料金より、現地での見積もりが高くなることはありますか?
はい、よくあります。電話では症状から一番軽い作業の目安を伝えることが多いのですが、実際にシャッターボックスを開けてみると、シャフトやバネの腐食やモーターの焼き付きが見つかることがあるためです。
作業に入る前に、なぜその金額になるのかの理由と総額を聞き、納得してからお願いしましょう。
見積もりを取ったら、その場で修理を依頼しなければいけませんか?
いいえ、その場で無理に決める必要はありません。金額が予想より高かったり、家族やオーナーと相談したかったりする場合は、「一度持ち帰って検討します」と伝えて大丈夫です。
オールシャッターサービスは見積もりを無料と案内していますが、業者によっては出張料や点検料がかかります。問い合わせの段階で、見積もりだけでも無料かを確認しておきましょう。
夜間や早朝にシャッターが閉まらなくなった場合でも対応してもらえますか?
オールシャッターサービスの電話受付は、平日8:00〜19:00、土日祝9:00〜18:00です。フォームの問い合わせは24時間受け付けていますが、夜間の訪問については公式サイトでは確認できませんでした。
夜間や早朝に対応する業者でも、到着までの時間や割増料金は変わります。電話の際に、何時頃に来られるかと追加費用を先に聞いておくと安心です。
かなり古いシャッターでメーカー名もわからないのですが、修理してもらえますか?
ラベルが消えていても、現場経験のある職人が見れば、スラットの形や鍵の構造、開閉機の見た目からメーカーや年代の見当がつくことは多いです。
汎用部品や加工で直せるケースもあるので、諦めずに一度現地を見てもらうのがおすすめです。
納得できるシャッター修理のまとめ
今回は、オールシャッターサービスの口コミの見方と料金、依頼前に知っておきたい注意点を解説しました。最後に、大切なポイントを振り返っておきましょう。
- 公式サイトには累計1万件以上の実績と施工事例・お客様の声があるが、掲載の声は会社が選んだもの
- 対応エリアは全国ではないため、住所で頼めるかを最初に確かめる
- 公開されている料金は「〜」の最低額で、正確な金額は現地の見積もりで決まる
- 自分で確認してよいのは障害物、鍵、ブレーカー、リモコン電池、説明書の復帰操作まで
- 傾きや脱線、焦げ臭さがあるときは直ちに使用をやめ、バネやモーターは自分で分解しない
- 賃貸物件はまず管理会社や大家へ連絡し、防火シャッターは検査や修理の実績を確かめる
- 見積もりでは部品代、作業料、出張料、追加料金の条件、修理後の保証範囲まで確認する
シャッターの故障は突然やってくるので、どうしても気持ちが焦ってしまいますよね。でも、口コミだけで業者を決めるのではなく、「症状に対して、どれだけ明確な見積もりと納得できる説明をしてくれるか」を基準にすれば、修理で失敗しにくくなります。
もし今お困りなら、無理に触って状態を悪化させる前に、無料の現地見積もりでプロの診断を受けてみてください。相見積もりの1社として比べるだけでも、きっと安心材料になりますよ。
以下は、オールシャッターサービスとは別の修理相談サービスです。
執筆者:相川









