窓シャッター電動化|後付け用電動化キットの費用とやり方は?

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「毎朝シャッターを上げるのがつらい…」「雨の日に窓を開けて操作するのが面倒…」「高齢の親がシャッターを閉め忘れてしまう…」

そんなお悩みを抱えている方は、意外と多いのではないでしょうか。

実は、今お使いのシャッターを取り替えなくても、「電動化キット」を後から取り付けるだけで、ボタン一つの快適な操作に変えることができます。

費用も新品への交換より抑えられるため、近年じわじわと人気が高まっているリフォーム方法のひとつです。

この記事では、「電動化キットって何?」というところから、取り付け費用のめやす、最新のスマート機能まで、初めての方でも理解できるようにやさしく解説します。

ぜひ最後までお読みください。

 

執筆者 
相川 拓実

建築現場歴18年。
戸建て住宅の外まわり・設備・メンテナンスなど、住まいの「困った」に幅広く対応してきました。押しつけず、分かりやすく。後悔しない判断ができる情報を発信しています。

電動化キットってなに?

「窓シャッターの電動化キット」とは、今まで手で上げ下げしていたシャッターを、ボタン一つで動かせるようにする部品のセットです。

ポイント:シャッターを丸ごと取り替えるのではなく、内部の「巻き取り軸(シャフト)」をモーター付きのものに交換するだけでOKです。今あるシャッターをそのまま活かせるので、費用が比較的安く抑えられます。

窓シャッターだけでなく、ガレージのシャッターや雨戸など、さまざまなタイプのシャッターに対応しています。

 

どんな部品でできているの?

電動化キットは、主に4つの部品で構成されています。それぞれの役割をわかりやすく説明します。

⚙️電動モーター
シャッターを動かす「心臓部」です。巻き取り軸の中に組み込まれ、シャッターを上げたり下げたりします。
🖥️制御ユニットモーターへ「いつ動いて、いつ止まるか」を伝える「頭脳」の役割を持つ部品です。
📱操作インターフェース
リモコン、壁のスイッチ、スマートフォンアプリなど、シャッターを動かすための「操作する部分」です。
電源配線
モーターを動かすための電気を通す部分です。この配線工事には、専門の資格(電気工事士)が必要です。

 

電動化するとどんないいことがある?

電動シャッターには便利な点が多い一方で、事前に知っておきたい注意点もあります。
まずはメリット・デメリットをまとめて確認してみましょう。

うれしいポイント
  • 重いシャッターもボタン一つで楽に操作できる
  • 雨の日も窓を閉めたまま開閉できる
  • 開閉時の音が静かになる
  • タイマーや遠隔操作で防犯性が上がる
  • お年寄りや子どもでも安全に使える
注意しておきたい点
  • 配線が外から見えることがある
  • 製品代+工事費がかかる
  • モーターやリモコンの電池が消耗することがある
  • 停電時は手動への切り替えが必要

 

どんなシャッターに取り付けられる?

既存のシャッターの多くは後付けが可能ですが、いくつかの条件があります。

シャッターの種類取り付け可否チェックしておくこと
窓シャッター可能スペースと既存の構造確認が必要
ガレージシャッターほほ可能大きめのモーターと電源配線が必要
雨戸一部可能枠や形や強度によって変わる
サイズについて気をつけること
一般的な後付けキットは、横幅2.9mまで、高さ2.5mまでが目安です。
3mを超える大きなシャッターは対応が難しい場合もあります。
また、30年以上経過した古いシャッターや部品がひどく傷んでいる場合は、取り付けができないこともあるため、まず現地の確認が大切です。

 

窓シャッター電動化キットの費用目安

窓シャッターの電動化キットは、キット本体だけなら約6万〜8万円前後がひとつの目安です。

DIYで取り付ける場合は、業者に依頼するより費用を抑えやすいのがメリットです。

一方で、取り付けまで業者に依頼する場合は、キット代に加えて工事費がかかります。

費用はシャッターの大きさや設置状況、電気配線の有無によって変わりますが、工事費込みで12万〜18万円前後になるケースもあります。

費用だけを見るとDIYの方が安く感じますが、電気配線やシャフトの取り扱いには注意が必要です。

無資格で電気工事を行うと危険なため、不安がある場合は最初から専門業者に相談しましょう。

方法 費用目安 特徴
DIYで取り付ける 約6万〜8万円前後 キット本体代が中心。費用を抑えやすい
業者に依頼する 約12万〜18万円前後 取り付け・調整まで任せられて安心
本体ごと電動シャッターへ交換 約20万〜35万円前後 既存シャッターの状態が悪い場合に検討

電動化キットは、今ある窓シャッターを活かして電動化できるため、本体ごと交換するより費用を抑えやすい方法です。

ただし、シャッターの状態が悪い場合やサイズが合わない場合は、キットでは対応できないこともあるため、事前確認が大切です。

 

自分でつける?業者に頼む?

電動化キットの取り付けには、「自分でやるDIY」と「プロに任せる」の2つの方法があります。

DIYで取り付ける
  • 費用をぐっと抑えられる
  • 電気配線には「電気工事士」の資格が必要
  • 無資格での作業は火災や感電の危険がある
  • 取り付けミスで動作不良になる可能性もある
  • 保証が受けられないことが多い
専門業者に頼む
  • 安全で確実に取り付けてもらえる
  • 製品と工事の両方に保証がつく
  • 故障時などアフターサービスも安心
  • 見積もりは複数社で比較するのがおすすめ
  • 施工実績や対応メーカーも確認しておきたい

 

DIY取り付け:ステップごとにくわしく解説

電動化キットの作業手順

必ずご確認ください

コンセントへの差し込みや既存配線への接続など、電気を扱う作業は「第二種電気工事士」以上の資格が必要です。無資格での電気工事は法律違反になるだけでなく、火災・感電の原因にもなります。資格をお持ちでない場合は、電気配線部分だけでも電気工事士に依頼しましょう。

※電気を扱う作業は、電気工事士の資格が必要です。

無資格で行うと火災や感電の危険があるため、配線作業は専門業者に依頼しましょう。
詳しくは経済産業省「電気工事士」、または電気技術者試験センター「電気工事士の資格概要」をご確認ください。

STEP1
事前確認

シャッターの横幅(2.9m以内)・高さ(2.5m以内)を測り、スラットやレールに大きな傷みがないか確認します。ボックスのシールでメーカー・型番もチェックしましょう。

STEP2
既存シャフトを取り外す

シャッターを全開にしてボックスのカバーを外し、シャフトを固定しているブラケットのネジを緩めて取り出します。バネが入っているため、急に外さずゆっくり慎重に行いましょう。

STEP3
電動シャフトを取り付ける

キット付属のブラケットを使い、元と同じ位置に電動シャフトをセットしてネジで固定します。水平に取り付けないとシャッターが歪むので注意。最後にスラットをシャフトに巻きつけて固定します。

STEP4
制御ユニットと電源を接続する
資格が必要

制御ユニットをボックス内に固定し、モーターのリード線を説明書通りに接続します。電源への接続は電気工事士の資格が必要です。資格をお持ちでない場合はこの工程だけ業者に依頼しましょう。

STEP5
動作確認・仕上げ

電源を入れてリモコンで試し動作し、全開・全閉の停止位置(リミット)を制御ユニットに記憶させます。障害物センサーの動作確認も忘れずに。問題なければカバーを閉めてリモコンをペアリングして完了です。

ここまでの作業を見て「ちょっと難しそう…」と感じた方も多いのではないでしょうか。
特にシャフトや電気配線は危険も伴うため、無理に作業すると思わぬトラブルにつながることもあります。
すぐ対応してくれる業者を確認する

DIYでうまくいくためのコツ

  • 事前にメーカーの取り付け動画(YouTubeで公開されていることが多い)を確認しておきましょう
  • 外したネジや部品は小皿に順番通り並べておくと迷いません
  • シャフトを持ち上げる作業は2人以上で行うと安全です
  • 電気配線だけ業者に任せる「部分依頼」も賢い選択肢です

業者に頼む場合(業者選びのポイント)
業者によって技術力や対応の丁寧さはさまざまです。
後悔しないために、依頼前に以下のポイントを必ず確認しておきましょう。

  • 施工実績を公開しているか
  • 見積もりが明確に出るか
  • 保証制度はあるか
  • 主要メーカーに対応しているか

安全性や保証を重視するなら、最初から業者に依頼する方が安心です。
複数社で見積もりを比較すると、費用も適正に抑えられます。
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最新の「スマートシャッター」ってなに?

最近の電動シャッターは、インターネットにつながることでさらに便利になっています。「スマートシャッター」とも呼ばれるこの機能を使うと、こんなことができます。

スマートシャッターの機能
電動化キットを後付けすれば、今ある手動シャッターでもスマホ操作や遠隔操作ができるようになります。

そのため、シャッター本体を交換しなくても、スマートシャッターのように便利に使えます。

さらに近年はIoT対応やAIの進化も進み、ますます便利な時代になりましたね。

 

窓シャッターの電動化キットを長く使うためのお手入れ方法

電動シャッターを長く快適に使うために、定期的なお手入れが大切です。
簡単なお手入れをすることで、長く快適に使うことができます。

1.異音や動きの違和感をチェック

開閉時に「いつもと違う音がする」「動きが重い」と感じたら注意が必要です。
無理に使い続けると故障につながるため、早めに専門業者に相談しましょう。

2.レールの清掃

レールにゴミやホコリが溜まると、スムーズに動かなくなります。
定期的にやわらかい布などで軽く掃除しておくと安心です。

3.停電時の操作方法を確認

停電になると電動では動かせません。
手動への切り替え方法を事前に確認しておくと、いざというときも安心です。

4.寿命の目安を知っておく

電動シャッターの寿命は使用環境によりますが、日頃から無理な使い方を避けることで、より長く使うことができます。

長く安心して使うためにも、設置や不具合の対応は専門業者に任せるのが確実です。
とくに違和感や不具合を感じた場合は、早めに相談することで大きな故障を防げます。

 

まとめ

窓シャッターの電動化キットについて、ここまで読んでいただきありがとうございました!
最後に大切なポイントをまとめておきます。

◆ 電動化キットは、今あるシャッターをそのまま活かしてボタン一つで動かせるようにする改修工事です。
◆ 電気配線には専門資格が必要なため、安全のためにも専門業者に依頼することをおすすめします。
◆ スマホや音声操作、タイマーとも連携できる「スマートシャッター」へのアップグレードも可能です。
◆ 年1回の点検と、停電時の手動操作手順の確認を忘れずに。

シャッターを電動化するだけで、毎日の開閉の手間・雨の日の不便・防犯の不安がまとめて解消され、家族全員が快適に暮らせる住まいへと変わりますね。